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NLS通信 コラムアーカイブ

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■Vol.213 (2024年02月配信)

サルの同性愛的行動に
種の発展のカギをみた

性の多様性が認められるようになり、同性愛に対しても社会的な理解が深まってきた現代。

今なお同性愛を生物学的な観点から否定する人も多い中、プエルトリコのある研究機関によって、動物の同性愛的行動に進化上の利点がある可能性が指摘されました。

その動物とは人類と同じ祖先を持つ“アカゲザル”。もともと自然界ではペンギンからイルカ、昆虫に至るまでさまざまな動物が同性愛的行動をすることで知られていますが、サンティアゴ島に生息する約1700頭のアカゲザルのコロニーでは、ほぼ日常的に同性愛的行動が観測されているのです。

半数以上のオスで同性愛行動を確認

進化生物学を専門とするこの研究チームは、コロニー内の236頭のオスザルについて性的行動や血統などを観察・分析。

1日7時間、累計約70日間の観測の結果、72%は他のオスに対してマウンティングをし、メスにマウンティングしたのは46%でした。

さらにマウンティングされたオスを調べると、一部は肛門に精液が詰まっていたそうです。

通常、マウンティングは相手への優位性を誇示するために行われますが、今回観察されたマウンティングは約半数がコロニー内で序列が上位のオスに対して行われたもの。

社会的な地位とマウンティングの相関関係はみられなかったため、研究チームはこの行為を「同性愛的なセックスというには十分だ」と結論づけています。

同性愛的なオスは繁殖において優位

また、研究チームによると、定期的に同性愛的セックスをするオスのペアは、コロニー内で他グループと対立した時に共闘する可能性が高いことを発見。

さらに同性愛的なオスたちは通常のオスより多くの子孫を残すこともわかり、同性愛的行動は繁殖に大きな利点をもたらす可能性が示されました。

以前は「動物が同性とセックスすると繁殖率が低下する」といわれていましたが、逆にオス同士のセックスによって絆が深まると、集団の中で優位に立てるため、より多くのメスと繁殖できるようになる…という、正反対の事実が確認できたのです。

同性愛の一部は遺伝性で進化のカギ

ちなみに…同研究機関の膨大な血統データ分析によると、オスにおける同性愛的行動の6.4%が遺伝性であるとし、人間においても進化的に発生した可能性があるとのこと。

もちろん、人間とサルは根本的に違いますが、アカゲザルの同性愛的行動が種として有益なものだったように、ヒトの同性愛的思考・行動においても、何かしらの生物学的な理由があるのかもしれません。

いずれにしろ、今後も同性愛が生物学的な観点から研究されることで、私たちが進化するための新たな発見があることに期待しておきましょう。

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