■Vol.108 （2015年03月配信）
若年男性のセックス離れと、
その意外な要因
若い男性の“セックス離れ”が深刻化していることが、一般社団法人・日本家族計画協会が公表した、「男女の生活と意識に関する調査」で明らかになりました。
この調査報告によると、10代後半の男性で「セックスにまったく関心がない」のが約３割を越えているだけでなく、夫婦の約半数がセックスレスという実態も…。
今や日本人男性は“草食系”どころか、“絶食状態”といわざるを得ないようです。
若いオトコたちはセックスに関心がなくなっている！？
この調査は2002年から隔年に行われているもので、今回は７回目。
2014年9月に全国の16〜49歳の男女3000名を対象に実施し、1134名（男性519・女性615）から有効回答を得ている、比較的信頼性の高いものです。
今回の報告でとくに目を引いたのが、若年男性の性交事情。性交経験率が５割を超える年齢が29歳となっており、30歳未満の約半数が“童貞”ということになります…。
さらに、「セックスにまったく関心がない・または嫌悪している」と答えた男性は、全体の18.3％にも上り、過去最高に。
しかも前述したように、この傾向は若年層になるほど顕著で、16〜19歳では34％、20〜24歳で21.1％、25〜29歳で21.6％となり、45〜49歳の中年層（10.2％）と大きく差が開いています。
欲望を満たす高性能オナホールは、セックス離れの一因かも？
こうした結果に対し、同協会では「相手との関係を築くには相応の時間とお金と労力がかかる。セックスに至るまでのコミュニケーションを難しいと感じる男性が増えているのではないか？」と分析しています。
まぁ、確かにそういう一面もあるでしょう。ただ、それではあまりにも杓子定規な気がしたため、ＮＬＳはこう考えてみました。
近年はインターネットの発達によって、１人でも楽しめる娯楽が増え、さらにアニメやアイドルなどのオタク文化が爆発的に普及したことで、内向的な草食系男子が急増。
その結果、男性はリア充と非リア充の二極化が進み、恋愛・セックスにおいても格差が生まれるようになったのではないでしょうか。
そして…世の中には、生身の女性よりも気持ちいいオナホやラブドールなどのアダルトグッズが溢れており、ご存じのようにその進化たるやハンパありません。
二極化において例え自分が“非リア充”になったとしても、女性の代替えとなるグッズがネットで安く、手軽に入手できる現状は、日本人男性に危機感を与えてはくれないため、セックス離れが進んでしまうのも“時代の流れ”として、ある意味仕方がないのかもしれませんね…。
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