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NLS通信 コラムアーカイブ

NLS通信 コラムアーカイブ

■Vol.66 (2011年02月配信)

ネット民を震撼させた
“テクノブレイク”とは?

皆さんは「テクノブレイク」という言葉をご存じですか? 2010年の9月頃から2ちゃんねる系サイトを中心に、ネット上で氾濫し始めた言葉で、簡単にいうと「オナニー死」のこと。

思わず笑っちゃいそうなネタですが、実はこれが半年近く経った今でも、全国のオナニストたちを恐怖に陥れているのです…。

たちまちネット上を賑わした1本のニュース記事

きっかけはネット上に登場した「宮城県の男子高校生が“オナニー死”」という、ショッキングなニュース記事でした。

その内容は、宮城県で高校生が下半身を露出した状態のまま自室で死亡しているのを発見され、その死因は数十回にもおよぶ自慰行為によって、性ホルモンが過剰分泌された「テクノブレイク」によるものだった…というもの。

さらに記事では、医学的に性ホルモンの過剰分泌で起こる症状を「テクノブレイク」と総称し、近年、テクノブレイクによって急死する事例が増えている…というご丁寧な解説まで書かれていました。

このニュースはたちまちネット上に広まり、死亡した男子高校生への同情が集まるとともに、過剰な性欲を持て余す多くの男性たちを震撼させたのです。

よくできたデタラメ記事にご用心――

実はこのニュース、何者かがねつ造したデタラメである可能性が濃厚。

その証拠に「テクノブレイク」というキーワードを検索しても、医学・医療関連のページは1件もヒットしません。

いわゆる“釣り”といわれるウソの記事に、ネット住民たちがまんまと踊らされてしまったのです。

あまりにセンセーショナルで、よくできたこのニュース。元ネタは2ちゃんねるの某スレッドらしいのですが、真相は現在も謎のまま。

ただ、「オナニー死」や「テクノブレイク」などという言葉のインパクトが強烈すぎたため、デタラメだと疑われることなくネット上に蔓延し、今なお“釣られる人”が後を絶たない状況がつづいているようです。

全国のオナニストの皆さーん!
オナニーが原因で死亡することなんて、ほとんどありませんので安心して気持ちいいオナニーを楽しんでくださいね〜。

NLSはそんなオナニストの方々を、いつも応援していまーす!

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