■Vol.73 (2011年10月配信)
Androidの勢力拡大を
後押ししたアダルトアプリ
ここ数年で急速に普及してきたスマートフォン。最近では国内市場でもAndroidがiPhone(iOS)のシェアを逆転して上回り、今後ますますAndroidのシェアは伸びていくと予想されています。
iPhoneのメーカーがアップル1社なのに対し、Android搭載端末は複数のメーカーがさまざまなモデルをリリースしているので、このシェア逆転はある意味、当然の結果といえます。
しかし、この逆転劇の影にはもう一つの重大な要因が隠れていることを、みなさんはご存じでしょうか?
アプリ配信マーケットの規制レベルに大きな違いアリ!
ご存じの方も多いと思いますが、iPhoneを含めたアップル製端末用のアプリを配信する「iTunes」は、アダルトへの規制が非常に厳しい状況にあります。
一方、Android端末用のアプリを配信する「Androidマーケット」では、アダルトコンテンツやアングラ系アプリの規制が比較的緩やか。
過激なグラビアやアニメ系アダルトゲームなどの18禁アプリが多数存在したり、エミュレーターなどのアングラアプリも堂々と配信されています。
さらにAndroidでは、前述の「Androidマーケット」を介さなくても、独自にアプリ配信が可能ですから、「アダルトアプリ」「エロアプリ」などで検索すれば、オトコの煩悩を刺激するエロエロなアプリが簡単に探し出せるのです。
男たちの煩悩がAndroid普及に拍車を掛けた!?
かつてアダルトビデオがビデオデッキの普及率を加速させたように、男たちの“スケベパワー”は、そのハードを普及させる頼もしい原動力となります。
とくに有料のアダルトアプリは、動画からゲーム、萌え系コンテンツまで豊富に揃っており、そのクオリティもハイレベルなものが多数存在します。
端末のスペックやユーザーインターフェースにあまりこだわらない、一般のユーザーならば「ぐふふ…Androidなら、こんなエロいアプリで好きなだけ遊べるんだぜ〜」なんて聞いたとたん、鼻の下を伸ばしながら機種変に駆け込んでも、何らおかしくはないでしょう。
アダルトアプリ目的による男性諸氏の“スケベパワー”。これこそがAndroidのシェア拡大を強力に後押しした“裏要因”であることは、もはや疑いようがないですね。
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