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■Vol.93 (2013年07月配信)
アダルト都市伝説の真偽を斬る!【2】
前回のコラムに引きつづき、今回も世の中にはびこる“アダルト都市伝説”についての真相を解明!
若い世代や多くの人々に何となーく植え付けられている性知識を、間違った情報としてNLSが一刀両断します!
誰もが知っているセックス時のトラブル、膣痙攣は本当か?
セックス中に何らかのショックを受けることで女性の膣が収縮・痙攣し、そのままペニスが抜けなくなってしまう…という恐ろしい現象、“膣痙攣(ちつけいれん)”。
性交時のトラブルとして誰もが耳にしたことがあるほどメジャーなわりには、「実際に体験した」という人のハナシはとんと聞いたことがなく、その現象自体がもはや都市伝説化しています。
映画やエロマンガなどの創作物では、男女が繋がったまま救急車で運ばれる…なんて恥ずかしいシーンが描かれたりしていますが、ここでハッキリさせておきます。
現実世界で、“膣痙攣(ちつけいれん)”という現象は起こり得ません!
現実世界で、“膣痙攣(ちつけいれん)”という現象は起こり得ません!
大事なことなので2回いいました。
エピソードも症状自体も現実にはない完全なフィクション
実は女性の膣は肛門などと違い、それほど大きな筋組織を持たない部位です。
心理的な影響で膣が痙攣することはまれにありますが、それによって挿入中のペニスが抜けなくなるほどのパワーはなく、現実的には考えられません。
つまり…「膣痙攣で抜けなくなった」というエピソードはもちろん、膣痙攣とという症状自体も存在しない、完全なフィクションだったのです。
なぜこんな都市伝説が生き残り、今なお広まっているのかは謎ですが、おそらく“いかにも有り得そうなハナシ”なのと、映画やマンガの創作物でオモシロおかしく描かれ、人々の記憶に強く残っているのが要因でしょう。
いずれにしろ、これまで膣痙攣が怖くて大胆なセックスができなかった男性やカップルはご安心を…。あんまり多くないでしょうけどね(笑)
10人中、4人の方が、参考になったと評価しています。