■Vol.124 (2016年09月配信)
性科学のプロが結論づけた
性交の理想タイム
暑かった夏も終わり、だんだんと夜の“オトナ時間”が長くなる季節。
ドラマや小説、マンガなどのラブストーリーではよく、「一晩中愛し合った」とか「朝まで2人、激しく求め合って…」など、カップルの“愛の大きさ”を表すようなエピソードがロマンティックに描かれ、密かに憧れちゃってる方も多いんじゃないでしょうか。
なかには、そんなフィクションに感化されすぎて「一晩中エッチできないワタシは冷めているの?」とか、「もしかして…僕らのセックス短すぎ?」などと悩んでいるカップルもいるかもしれません。
今回はそんな悩めるカップルたちに贈る「セックスの所要時間」についてのお話。
米国の心理学者が集計した興味深いデータを元に、理想のプレイ時間を考察していきたいと思います。
性交のベストタイムは7〜13分だった!?
2010年。アメリカの某州立大学の心理学科チームが、医師やセラピスト、セックスカウンセラーなど、“性科学のプロ”50名を対象にアンケートを行い、「(前戯を除いた)理想の性交時間」を調査しました。
その結果…各有識者が長年の経験値と、患者たちの生の声を元に考察し「3分未満は短すぎ」、「10分以上は疲れる」、「ベストタイムは7〜13分」という結論を導き出したのです。
うん、まぁ…私たちの肌感覚でも、それくらいが妥当なラインでしょう。前戯を入れても1時間以内に終わってしまう方が、大半だと思います。
“朝までセックス”はロマンチックなファンタジー
この調査結果はあくまで“挿入時間”ですが、前戯を含めたタイムになると、SMや道具の有無などプレイスタイルによってかなりバラつきが出るため、平均値が取りづらくなるからだと推測されます。
にしても…現実のセックスはこうも短く、大衆文化に描かれる“朝までつづく激しい愛の営み”なんて、ファンタジーに過ぎないのがよーくわかります。
男性の場合、「とりあえず3分もてばOK!」と割り切れば、早漏に悩む方も少しは減るんじゃないでしょうか?
10人中、5人の方が、参考になったと評価しています。