■Vol.81 (2012年06月配信)
本当にあった中国農村部の
“キノコ狂騒曲”
先日、中国の西安市郊外で謎のキノコが発見され、これが中国古来から言い伝えられ、秦の始皇帝も探し求めたという“不老不死の秘薬”をつくる材料の一つ、「肉霊芝」ではないか? などと騒ぎになり、地元テレビ局のニュースでも報道されました。
ところが、このテレビ報道をキッカケに事態はとんでもない方向へと展開し、今度は違う意味で中国全土をにぎわせる大ニュースとなってしまったのです。
キノコと○○を間違えた、純粋すぎるレポーターと村人たち
のどかな農村の井戸から発掘されたそのキノコには目や鼻のようなものがついていて、触るとぷるぷるとした弾力があり、まるで肉のような感触だといいます。
村人から連絡を受け、駆けつけたテレビレポーター(若い女子アナ)も真剣な眼差しでキノコを見つめ、「すぐに専門家に調査を依頼しなくては…」と神妙な表情を浮かべており、その様子はニュースとして大々的に報道されました。
が…この話題のキノコ。知ってる人が見ればひと目で分かるくらい“どう見てもオナホ”。
ニュースが放送されるやいなや「節子…それキノコちゃう、オナホや」とのツッコミが相次ぎ、オナホを幻のキノコとして報道したテレビ局は、とんだ大恥をかいたのでした…。
便乗犯も出現し、誤報は予期せぬ余波を発生中!
中国の農村地帯に住む村人たちにとって、オナホールなんて見たことも聞いたこともない存在。
取材したキャスターは気付いてもよさそうなものの、まだ若い純真な女性だったために気付けなかったようです。
また、この珍騒動がキッカケで中国では早くも便乗犯が登場。
例のオナホールとほぼ同じタイプの商品を、伝説のキノコ「肉霊芝」として、1万8000元(約22万円)で路上販売する男が現れ、すでに数個は売りさばいているようです。
いかなる事件も商売に転換してしまうあたり、中国人の商魂たくましさはスゴイですね。
悪質な詐欺ってところがモーレツに悲しいけど…。
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