■Vol.200 (2023年01月配信)
派手な飛沫がエロすぎる
“潮吹き”のアレコレ
今月のはじめ頃、大阪の淀川にマッコウクジラが迷い込み、盛大に潮を吹きながらゆっくりと回遊をつづけていましたが、残念なことに数日後には亡くなってしまいましたね…。
クジラはいとも簡単に潮を吹きますが、これが人間の女性となるとなかなか難しく、吹きたくても吹けない人はけっこう多いとのこと。
そこで今回は女性の“潮吹き”について、少しだけ掘り下げていきたいと思います。
潮吹きの液体は…尿になる前の水分
まず“潮”について軽く説明しますと、その正体は膀胱に溜まっていた水分…いわゆる尿です。
非常に薄いので尿のようなニオイがしないことも多いのですが、潮吹き後に膀胱内の水分が減っているなどの研究事例もあるため、現在ではほぼ“潮=尿になる前の水分”と認識されています。
オルガズム時に尿失禁される女性もいますが、潮吹きとの違いは勢いだけで、イク時におしっこが漏れちゃう現象という意味では、ほとんど同じと思っていいでしょう。
たっぷり水分を摂ってからGスポ愛撫
潮吹きは、オルガズム時に膀胱周囲の筋肉が収縮することで起こる生体反応です。つまり、イク時にいつも下腹部まわりがピクピクする人は“素質アリ”といえます。
最近の研究ではGスポットの刺激でオルガズムを迎えると起きやすいことがわかっていますから、素質のある方のGスポを中心に愛撫すれば、より潮吹きに近づけるかと思います。
また、潮の元は膀胱に溜まった水分なので、プレイ前にたっぷり水分を摂っておくのも有効。実際、AV現場で潮吹きに挑む女優さんは、撮影前に水やお茶をガブ飲みするそうです。
静から動への切り替えが難しい
プレイ時のコツは、尿をガマンしたり途中で止めたりするための“尿道括約筋”をゆるめること。身体の力を抜いてリラックスすれば、自然と尿道括約筋も弛緩します。
ただ…一般的に性的興奮時は尿道が圧迫され、おしっこが出にくい状態になっているため、尿道をせき止めている以上の力で膣壁越しに尿道を押す必要があり、これにはけっこうな腹圧が掛かります。
リラックスして下腹部を弛緩させた状態から、タイミングよく腹圧を掛けて水分を吹き出させるには、それなりにテクニックを要するうえ身体への負荷も少なくないので、馴れないうちは様子を見ながらムリのない範囲で試してみてください。
理性のタガを外すのが、じつは一番大事
なお、潮吹きの基礎知識やメソッドを把握し実践しても、なかなか潮を吹けないケースは多いもので、その原因の大半は“理性のタガが外れていないから”。
いいところまでいってるのに吹けない人は、トイレ以外の場所で尿を出さないようにする理性が働いているためで、この脳内抑制を意識的に外し「えーい、やっちゃえ!」という開き直りの精神で勢いよく出すことが、成功への近道なのです。
快感には影響しないのでムリは禁物
ちなみに…潮吹きはオルガズムの前後に起こるものの、それ自体が快感を押し上げるものではなく、吹けなくても何ら問題はありません。
どちらかといえば、その過激なビジュアルから男性側が性的興奮を得るためだけの行為ですから、あまり必死にならず、快感に身を委ねた末の自然現象として「吹ければラッキー♪」くらいの気持ちで楽しんでいただければと思います。
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