注目のキーワード: ufo固定アネロスsaピストンメスイキディルドTENGA

  • アダルトグッズをクチコミで探す
  • おとなのおもちゃを目的で探す
  • おとなのおもちゃをランキングで探す
NLS通信 コラムアーカイブ

NLS通信 コラムアーカイブ

■Vol.202 (2023年03月配信)

新しいアプローチで
完成しつつある男性用ピル

夢の男性用経口避妊薬(ピル)が、さまざまな手法によって世界規模で開発・実験されているのは、すでに周知の事実。

昨年9月に配信したメルマガ196号では、「マウス試験で99%の避妊率を達成した男性用ピル」についてご紹介しましたが、それとはまた違ったアプローチによる男性用避妊薬の情報が飛び込んできました。

今度の開発元はアメリカ・ワイルコーネル医科大学の薬理学研究チーム。以前お伝えしたミネソタ大学研究チームの「YCT529」に勝るとも劣らない、夢のある実験結果をさっそく見ていきましょう。

精子の運動性を阻害する仕組み

「YCT529」は、精子の形成に重要な役割を果たす「レチノイン酸」の生成を阻害することで、精子数を大幅に減少させる仕組みでした。

対して今回の避妊薬は、哺乳類の精子の運動性を司る「可溶性アデニル酸シクラーゼ」という酵素を標的とし、これを阻害することで精子を動けなくするというメカニズム。

2018年に米国の霊長類研究センターが「EP055」という化合物で“精子の泳ぐ力を失わせる”実験を試みていましたが、それに少し近いアプローチといえ、もしかしたら何かしらの関係性があるのかもしれません。

即効性の経口ピルとして理想的な性能

研究チームによるマウスを対象とした実験では、急性作用型の可溶性アデニル酸シクラーゼ阻害剤を投与すると、マウスの精子が30〜60分ほどで動かなくなることを確認。

さらに投与から最初の2時間は100%の避妊効果があり、3時間後には避妊効果が91%まで低下し、24時間後には精子が元通り動くようになったとのこと。まさに経口避妊薬としては理想的といえます。

ちなみに、現在開発されている男性用避妊薬の多くはホルモンが標的であり、継続的な服用が必要なのはもちろん、服用を止めてもしばらくは生殖能力が戻りません。

しかし…この避妊薬なら摂取後すぐに効果が出るうえ、1日後には効果が消滅。非ホルモン性であるため副作用の可能性も低く、安全性の面でも大きな期待が持てるのです。

人間による臨床試験の結果に期待!

もちろん、この研究結果はあくまでマウスによる実験であり、今後3年以内に行われる予定の人間による臨床試験で、同様の成果が得られるとは限りません。

でももし、この即効タイプの男性用ピルが実用化されたら、女性はパートナー男性がピルを飲むのを目の前で確認できるようになるため、とても大きな安心感を得られます。

そして、その結果“性交に至るハードル”が下がるとすれば、男性側にもそれなりにメリットがあるんじゃないでしょうか。

いやぁ、それにしても…生まれる数を抑えられたり、動きをムリヤリ止められたり、精子クンもいろいろ大変ですわなぁ(笑)

このコラムは参考になりましたか? はい いいえ

8人中、3人の方が、参考になったと評価しています。


  • 最近チェックした商品

  • お気に入り商品

  • 定番商品
最近チェックした商品がありません。