■Vol.205 （2023年06月配信）
スウェーデンで
「欧州セックス選手権」が開催
セックスの運動量はバカにならないもの。濃厚なプレイをすればするほど、かなりの体力を消耗し、終了後はさながら激しいスポーツをした後のような疲労感に襲われます。
実際、そんな感覚を持つ人は世界中にいるようで、北欧のスウェーデンではついにセックスをスポーツ化した「European Sex Championship（欧州セックス選手権）」が開催されるというニュースが飛び込んできました。
このイカれたイベントの主催者は「スウェーデンセックス連盟（SSF：Swedish Sex Federation）」。“SSF”は「スウェーデンスポーツ連盟」にセックスの正式なスポーツ化を申請するも却下されたため、それに抗議するカタチでこのイベントを実施するようです。
世界各国からセックス自慢が集結！
大会はスウェーデンのイェーテボリで開催。クロアチア、スロベニア、イギリス、フランス、スペイン、イタリア、フィンランドなど、さまざまな国から約20名もの選手らが出場し、セックスの技術を競い合います。
男女ともにペアでの出場ではないため、参加者同士で誘惑・牽制し合いながらフィーリングを見極め、合意の上でセックスへと移行。この辺の駆け引きの巧みさも勝負に影響しそうですね。
なお、プレイヤーは１日に45〜60分の性的行動を課せられますが、ムリだと思ったらすみやかに棄権することも認められています。
審判の厳格な採点により勝敗が決定
気になる勝敗の決め方は、基本的にSSFの審査員による採点制です。キス・オーラル・タッチ・挿入・持久力・オルガズム回数などなど、セックス中の行為ひとつひとつが項目化され、採点基準も明確に設定。
こうした基準に従って各プレイヤーのセックスをリアルタイムに点数化していき、競技が終わるごとに点数が少ない選手は脱落。最終的に残った選手が優勝者になるとのことです。
SSFが競技を通じてスポーツ性をＰＲ
“SSF”の会長はこの選手権開催について「我々は、地球上で最も平和なものである『愛とセックス』についての修練を重ね、そのスキルを正しく扱える人々を組織し、教育するために活動しています」とコメント。
さらにその上で「セックスはスポーツ。セックスには心身の健康をもたらす科学的根拠がありますし、プレイの質を上げるためにトレーニングが不可欠な点もほかのスポーツと同様です」と主張しています。
いつかは認定される日がくるかも？
さて、ここまで読んで勘のいい方ならもうお気付きかもしれませんが…そう、じつはこのニュースは真っ赤なウソ。世界のメディアも思わず騙されて報じてしまった、よくできた“フェイクニュース”だったのです！
「スウェーデンセックス連盟」も「スウェーデンスポーツ連盟」も現実にある組織ですし、競技内容や大会ルールまで具体的に伝えられたため、日本でもいくつかのメディアが記事にしていました。
私も記事を見た瞬間、おもしろすぎて飛びつきましたが、その後に裏取りを進めてもほとんど情報が出てこないため、フェイクだと確信。
それでも「たまにはこんな夢のあるウソがあってもいいか〜♪」と思い、あえてコラム記事にさせていただきました。
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