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NLS通信 コラムアーカイブ

NLS通信 コラムアーカイブ

■Vol.203 (2023年04月配信)

アイコラを源流とする
ディープフェイクポルノの世界

昔からアダルト系の画像掲示板などには「アイコラ」というジャンルがあり、まったく違う女性の裸に有名人の顔を合成することで、妄想を現実化して楽しむ…というのが本来の趣旨でした。

もちろん、著作権や肖像権など当時からイロイロ問題はあったものの、その多くは誰が見ても偽物だとわかるほどクオリティが低かったため、これまではそれほど大事には至っていませんでした。

しかし、近年めざましく発展した画像加工・生成技術により、アイコラは本物とほとんど見分けが付かなくなり、それは超精巧なフェイク動画の制作も可能にしています。

今回はそんな世界が危惧する「ディープフェイクポルノ」の問題について、法整備が追いつかない現状をお伝えしていきましょう。

ネット上に蔓延しはじめたフェイクポルノ

高精度な画像合成AIの登場により、最近になって問題視されはじめたのが、他人の顔を無断で使用するディープフェイクポルノです。

米国のNBCニュースによると「誰もが普通に閲覧できるウェブサイト上に、さまざまなディープフェイク動画が大量に投稿されており、そのうちの約96%が性的なものである」と報じています。

さらに「こうしたディープフェイクポルノにはクリエイターが存在し、有名人の顔を用いたポルノ動画を投稿・販売するだけでなく、要望に応じて一般人のフェイクポルノも作成する」とのこと。

すでにディープフェイクポルノ制作はビジネスとして成り立っているのです。

ニーズが高いからお金が稼げてしまう

ちなみに…Googleで「deep fake porn」と検索すると上位にヒットする、ディープフェイクポルノ専門の動画投稿サイトの月間訪問者数は約1700万人。アップロード数は直近で月間1500件を超えており、今も無料視聴できる動画は増えつづけています。

日本でも2年ほど前に、ディープフェイク技術で女性芸能人のわいせつ動画を100本以上作成し、半年間で広告収入など約60万円を稼いでいた男性が、名誉毀損容疑などで逮捕された事件がありました。

このようにディープフェイクポルノはお金になる一方で、無断使用された人物の名誉や尊厳を傷つける大きな問題を抱えており、フェイクを見破る技術の発展とともに法規制についても早急な対応が求められています。

リベンジポルノに悪用される懸念

そして現在…もっとも警戒しなければならないのが、この技術をリベンジポルノに悪用されることでしょう。

従来までのリベンジポルノは、実際に撮影された裸の写真が流出するものであり、そもそも相手に裸を撮影させなければ防げました。

ところが、ディープフェイク技術を使えば、顔写真だけでポルノを生成できてしまうため、誰でも被害にあう可能性があるのです。

また、自分に技術がなくても、前述したように依頼すれば有償で請け負うクリエイターも存在するので、そのリスクは計り知れません。

実際、米国ではすでにディープフェイクがリベンジポルノに使われた事例もあり、バージニア州では加害者に最大1年間の懲役と2500ドル(約30万円)の罰金を科す法改正を行っています。

技術の発展にモラル遵守は不可欠

いや〜、何かもう…画像投稿掲示板の“雑コラ”で笑っていられた時代が懐かしいですね。

技術の発展は正しく使えば恩恵が大きいものの、一歩間違えるととんでもないリスクを負うことになり、そこにはつねに利用者のモラルが求められます。

画像合成AIも今や人間ではフェイクを判別するのが不可能なレベルにまで発展し、しかもそれが誰でも簡単に扱えるほど身近なものになりつつあります。

みなさんも最新の技術を扱う際にはくれぐれもモラルを忘れず、悪用することのないよう、節度を持ってご利用くださいね。

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