女衒｜大人のおもちゃ用語辞典

女衒という言葉は江戸時代から使われ始めた。今でいう「スカウトマン」とほぼ同じ意味だ。女を売り物にして金を稼ぐ仕事ということには変わりない。

売春自体は古くから行われているが、女衒が生まれたのは「遊郭」を代表とする管理された売春が表立って行われるようになったためだ。貨幣が流通し、価値を持つようになったからこその生業だろう。

売られた娘を格付けし、それに見合った店に仲介する。読み書きや証文が必要になるため、それらの能力に長けた人物しかなれないものだった。売値の１〜２割は女衒のものになるので、セールストークの上手さも必要だっただろう。

現代のスカウトマンは管理業務も仕事のうち。オンナが稼いだうちのいくらかが、都度払われる仕組みなので、辞めてしまわないようにコミュニケーションを取ることが必要なのだ。

「オレはスカウトマンだけど、あえて自分のシゴトを女衒って呼ぶぜ」

「江戸時代は女衒が法律で禁じられたりしてたんだな」