「慣れ」や「安心感」から生まれる皮肉な現象
マンネリを打ち破る、高度なプレイこそSM!
さらにいつもと変わらないパートナーの姿・声・所作にも慣れ、それによって安心感を覚えるようになると、今度はトキメキのあった恋愛感情も“家族愛”や“同志”といった、落ち着いた感情へと変化。
精神的なつながりという面では、それはそれで尊いものなのですが、この時…同じように“いつもと変わらないセックス”のままであれば、ちょっと問題アリ。
2人の間に例え愛情や信頼関係、テクニックがあったとしても、プレイの展開や内容がある程度予測できてしまうため、それ以上の性感や興奮は得られなくなり、いわゆる“マンネリズム”へと陥ってしまうのです。
新しいグッズを導入すれば少しは改善されるでしょうが、グッズの性能に頼ってばかりでは、つねに新しいモノでしか新鮮な刺激を与えられなくなってしまいます。
SMと聞くと、ひと昔前のダークで陵辱的・暴力的なイメージがまだまだ根強く、苦痛を伴う敷居の高いプレイ…と身構えてしまいがちですが、じつはソレ…まったくの誤解。
今やSMはユーザーの好みに合わせて、アクセント的にプレイに取り入れられるほどハードルが低く、そうした軽いSMは総じて“ソフトSM”と呼ばれ、すでに幅広い層の一般ユーザーが楽しんでいるのです。
愛情と信頼感がなければ成立しないのがSM
お互いを理解しているカップルにはピッタリ!
一見すると、SがMに好き勝手やっているように思えますが、実際にはMのされたい行為をSがくみ取って与えている場合が大半。SMの世界ではほとんど常識的に、「SMのSは“サービス”のS」ともいわれているのが現実です。
つまり…SMにおいて、Sはパートナーの好みやクセ、性癖や習熟度を十分に理解しておく必要があり、同時にMに対する深い愛情とサービス精神なしには成立しません。
反対にM側は、Sであるパートナーを「心から信頼できる」と思えなければ、安心して身を任せられませんし、被虐的な行為を受けても悦びは湧かないはず。さらにMがSに奉仕するのも愛情表現のひとつですから、そこに愛は不可欠なのです。
そして…皮肉なことに「深い関係=マンネリ傾向」ですから、SMプレイはマンネリを解消する手段としてはうってつけ…といえるのです。
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