痛くない・怖くないのがソフトSMの基本
ライト&ファッショナブルに楽しんでOK!
どこからどこまでが“ソフトSM”という厳密な線引きはないものの、ハードとは違ってM側に苦痛や恐怖、不快感を覚えさせないのが大前提。プレイ中も主従関係や特定の役割をムリに決める必要はなく、いつもの2人の関係性をそのまま持ち込めます。
また、具体的なプレイ内容においても、言葉による羞恥や焦らしプレイなどがメインで、拘束プレイ時の拘束力もわりと控えめ。
これは多くのMが肉体的刺激よりも精神的な被虐感を好むからであり、こうしたライトな精神的SMプレイをくり返すことで、そのM性が育まれ、やがて倒錯的なSM世界へとどっぷりハマれるようになるのです。
なお、こうしたライトユーザー向けのSMグッズは、本格派モデルに比べてデザインがオシャレでファッショナブルなものが多いのも特徴。ライト&セクシーに、ほんの少し刺激的な“性のスパイス”として取り入れるだけでも十分楽しめるのが、“ソフトSM”の魅力でしょう。
ビギナーは各プレイのコツをしっかり把握
いろいろ組み合わせながら盛り上がろう!
羞恥心を掻き立てる言葉をいう・いわせる基本的な手法で、ほかのさまざまなプレイと組み合わせられるのが利点です。ノーマルなセックスにおいても、ちょっとした囁きテクはよく使われるため、ほとんどの方が抵抗なく実践できるでしょう。
Mの反応をよく観察しながら、状況に応じた言葉と行動を選ぶのがポイント。
Sは比較的、恥ずかしい言葉をいわせたがりますが、それを好まないMもいます。「何が欲しいの?」といった疑問形でのリアクションが薄かった場合は、「もう、こんなに濡れてるよ…」などの状況説明に切り替え、Mの充足感を高めましょう。
また、何かを命令する場合は「スカートまくってみて」や「自分で脚を拡げてごらん」など、ソフトな範囲に留めておくこと。主従関係が確立していないうちに、あまりハードな要求や命令口調を使っても、相手が不快に感じるだけです。
視覚を奪うことで全身の感度を高める、王道的なSMプレイです。状況が見えなくなるため、普段は恥ずかしいことも大胆にできるようになり、何をされるかわからない不安感が、いつもと同じ愛撫をまったく違うものに感じさせてくれます。
“何をされるかわからない”状況こそが興奮を高めるので、目隠し中はM側の予想を裏切るような愛撫をするのが理想。急に身体に触れる・舐める、おもちゃの振動音だけを聞かせるなど、普段とはなるべく違うことをして、相手を攪乱させましょう。
一方、目隠しをした相手の眼前にいきなりペニスを近づけたり、開脚させてアソコを眺めたりする奉仕系のプレイも、“何をさせられるかわからない”ため、とても刺激的です。
ただ…いずれの場合もMは周囲が見えないので、ケガにはくれぐれもご注意を。プレイ中、SはつねにMの行動に気を配り、危険がないよう配慮してください。
ここでいう拘束とは、麻縄のガッチガチな全身緊縛プレイではなく、ごくごく軽い縛りのこと。使う道具も綿ロープやネクタイ・ストッキングなどの布製品、または手錠やバンドなどのSMグッズで、身体の一部を固定して少しだけ自由を奪います。
基本的には両手をひと括りするだけで十分です。はじめは柔らかいタオルやストッキングなどを使い、縛る力加減もゆるめにしましょう。痛くないのはもちろん、縛られている本人が「本気出せば(たぶん)外せる」と思えるくらいがベターです。
慣れてきたら市販の拘束テープや手枷などのSMグッズ(なるべく2人で選んでおくこと)を使い、拘束範囲も両手両足などに拡げていきます。
市販の拘束具はベルクロテープやワンタッチで脱着できるモノが多く、取り入れればプレイがとてもスマートになります。ただし、材質によっては肌に跡が残ることもあるため、心配な時はタオルやリストバンドを巻いた上から装着するといいでしょう。
バイブやローター、電マなどのアダルトグッズを使った肉体的なプレイです。道具を使うことでSは冷静にプレイを進められるうえ、相手を支配している実感が得られ、Mは生身じゃ受けられない快感刺激と、犯されている陵辱感を覚えます。
SMでおもちゃを使う際は、必ず羞恥心を煽るような使い方を心掛けましょう。
バイブなら挿れたまま抜け落ちないよう命令し、フェラ奉仕させてみたり、ローターなら乳首やクリにテープで固定し、その痴態を鏡に見せながら、「すごくエッチな格好だねぇ…」などと言葉責めを組み合わせたりするのも有効です。
また、S女がM男をおもちゃで責める際は、透明なオナホールを使うのもオススメ。グチョグチョとした中身を見ながら、「もう出ちゃうの? ダメじゃない…お仕置きが必要みたいね」などと、少し高圧的にイジめてみると、けっこう盛り上がるでしょう。
通常のセックスではまず行われない、SM特有の平手打ちです。ここに挙げた5種類のプレイの中では、Sの征服感・Mの被虐感ともに一番強く意識できる行為で、玄人の中には「スパンキングはソフトSMの範囲外」と定義する方もいます。
ソフトSMの範疇では、叩く部位はお尻限定。お尻以外は強い痛みを感じやすく、叩く側も経験を積んでいないと、ケガをさせる危険性があるからです。
叩く時は手のひらがなるべく広くお尻に当て、パチンといい音が出るように叩きます。叩くリズムや強弱にも抑揚をつけ、ときどき寸止めを混ぜるのも効果的です。
なお、叩くタイミングは挿入中や、バイブ・ローターなどでの愛撫中がベター。自分で腰を振らせたり、おもちゃを動かしたりさせながら、動作が鈍くなってきたタイミングでお仕置きのようにパチンと叩いてあげると、Mはよろこびます。
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