電気あんま｜大人のおもちゃ用語辞典

「電気あんま」という行為の起源は、プロレスラーがやる、股間への踏みつけ攻撃を、『電気あんま器（電動マッサージ器）』に例えたというのが始まりだ。

その後、1970年代の人気漫画『ドロロンえん魔くん』（永井豪 著）に、電気あんまを持ち技とする敵が登場し、それが当時の子どもたちにウケ、遊びとして広がったという。

「電気あんま」は、本来、子供同士の他愛ない遊びにすぎないが、これによって“性の目覚め”を迎えてしまう子も多いらしい。それどころか「電気あんまで精通した」という人さえ、少なからずいるようだ。

性の目覚めとなった事象は、その人の一生の性癖になることが多い。多くの性風俗店に電気あんまオプションがあったり、電気あんまオンリーのアダルト動画が売れていたりするのは、そういう人たちが多いことの証拠だろう。

もちろん、「足コキのバリエーションのひとつとして、たまにしてもらうならいい」「普通に痛いだけだが、M男的にはそれがいい」という人もいるのだろうが…。

ただ、電気あんまは、子どもの弱い力で踏みつけるから「遊び」の範疇に収まるのであって、大人が本気で踏みつけたら、（場所が場所なので）最悪大ケガをすることもある。

大人の遊びとしての電気あんまは、一般人のパートナーより、力加減がわかっているプロにしてもらったほうがよい。

もしくは、その名の由来となった電動マッサージ器で代用しよう。ＮＬＳで買ったハンディマッサージャーを股間に押し付け、子供時代に感じたような、ほどよい力加減の電気あんまを再現なされてはいかがだろうか。

「彼氏に『電気あんまして！』って頼まれたんだけど、タマを踏み潰しちゃいそうで怖いのよね…」

「やっぱ、電気マッサージ器だと何かちょっと違うんだよな〜。人の足での電気あんまとはさぁ」