■Vol.177 （2021年02月配信）
新型コロナ感染がもたらす
恐怖の悪影響
世界中で猛威を振るいつづけ、今も連日のように報道のメイントピックスとなっている、新型コロナウイルス。
人の命に関わるコトなので決して軽視はできないのですが、もういい加減、コロナ絡みのハナシは飽きたし、疲れちゃったよ…なんて思っている方も少なくないでしょう。
しかし、新型コロナは未知のウイルス。世界中の研究者たちによって、つぎつぎと新たな事実が判明しており、中には我々のような“エロい人”であれば絶対にスルーできない、衝撃的な内容も含まれているのでした。
免疫から逃れるため、精巣に隠れる！？
それは…新型コロナが、「男性の生殖能力を低下させる可能性がある」ということ。
もともと新型コロナは女性よりも男性の方が重篤化しやすいといわれていて、その理由は“ウイルスが睾丸に隠れる”から。
何でも精巣は免疫応答や炎症反応などが起こりにくい“免疫特権”を有しており、ウイルスは宿主の免疫反応から逃れるため、ここに入り込むのだそうです。
実際、中国の研究結果によると、新型コロナの重症男性患者38人から精液サンプルを採取したところ、６人の精液から新型コロナウイルスのRNA（遺伝子情報のようなもの）が検出されたのです。
感染リスクより精子への悪影響が心配
もちろん、精液から新型コロナウイルスのRNAが検出されたからといって、必ずしも「精液を通じて感染する」とはいえません。
そもそも精液を介するほどの状況なら、すでに飛沫や接触によって感染している疑いが強く、「感染拡大の危険性がどれほど増すのか？」については判断が難しいでしょう。
それよりも問題は、「新型コロナウイルスが精巣に入り込むと、精子にさまざまな悪影響を及ぼす」ということ。これはマジで恐いですよ〜…。
重症者であるほど生殖能力も低下する
事実、ドイツとイランの研究者たちが、健康な男性と新型コロナと診断され、のちに回復した男性の精液を80〜100サンプルほど比べたところ、感染者の精子は炎症と酸化ストレスのマーカーが２倍以上も増加。
さらに精液の量、精子の運動性、精子の数、精子の濃度といった面でも、健康な男性より大幅に劣っていることが判明したのです。
そして…これら悪影響の度合いはコロナの重症度にも関連しているらしく、重症であるほど生殖能力も大きく低下していたと報告されています。
子供を望むならコロナ感染はダメ、絶対
いかがですか？
若者の中には今なお新型コロナを甘く見ている方も多いようですが、若ければ若いほど生殖能力の低下は、のちのち深刻な問題となります。
あなたがまだ若く、将来的に子供を望むのであれば、やはり新型コロナに感染すべきではありません。
そのためにも、常日頃から少しでも感染リスクを下げるよう、慎重に行動していただきたいと思います。
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