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NLS通信 コラムアーカイブ

NLS通信 コラムアーカイブ

■Vol.182 (2021年07月配信)

マンガのような本当の病
「PGAD」を知っておこう

世の中にはまだまだ未知の病気がたくさんあるもの。とくに医師の間でも認知度が低く、治療法も確立されていない病の場合、患者はとても悩み、苦しむケースが多いと聞きます。

持続性性喚起症候群(Persistent Genital Arousal Disorder→略してPGAD)という病気も、そんな“現代の奇病”といわれるもののひとつ。

その症状は、性的要素の有無を問わずに、突発的かつ持続性のある性的興奮・欲求を引き起こし、それが日常生活に支障をきたすレベルで頻発する…というもの。

いわゆる、セックス依存症や色情症とはまったく異なる病気らしく、2001年に“病気”と認定されたばかりのため、その病名を知っている医師もかなり少ないといわれています。

日常生活の中で密かに連続イキ…

このPGADはおもに女性が発症するらしく、一説によると骨盤底筋の過剰な緊張が引き起こすようですが、まだハッキリした原因は不明。

そして…一度発症すると、自分の意思に反して性器が喚起してしまい、本人が興奮をコントロールすることもできないまま、数週間から数カ月は症状がつづくといいます。

具体的には電車やバスなどの振動、座っている姿勢を変えたとき、といった日常生活の何気ない動作・衝撃だけでオルガズムに達してしまい、その数は多い人だと1日100回オーバー…。いくら快感刺激といっても、こうなるともう苦痛でしかないでしょう。

また、症状が症状だけに発症者は誰にもいえず、一人で抱え込んでいるケースが多く、仮に受診しても認知度が低すぎてPGADと診断されないこともあって、現状では世界的にも正確な患者数が掴めていません。

ただ…潜在的な患者は案外多いと見込まれていて、彼女たちが「もしかしたら、自分はPGADかも?」と疑えるよう、もっと認知度を広げることが急務だといわれているのです。

症状に加えて、理解されない苦しみも…

実際…この病気を煩った女性の告白によると、自分が病気と診断されるまでは本当にツラかったといいます。

例えば、湧き上がる性衝動のまま激しい自慰行為をして、クリが触れないほど腫れ上がってしまったり、パートナーとセックスをしても、相手が自分の欲求を満たすことができないため関係がつづかず、やがてはセックス自体が苦痛になってしまったことも…。

病院に行っても最初は正確な診断をしてもらえず、色情症扱いされるなど、傷つくことも多かったようで、それだけにPGADとわかったときには、「心の底から救われたような思いだった」と話しています。

心当たりのある方は、すぐに病院へ

現在、この病気の治療法はまだ確立されていませんが、対処療法として性的興奮を抑える薬を処方するケースが多く、前述した女性もそれで症状がいくぶん緩和されたとのこと。

さらに、心理療法士のアドバイスによって、性的興奮のトリガーとなる行動を避けたり、患者それぞれがリラックスできる方法を体得して、ストレスや心配を溜め込まないようにするのも、症状の改善に役立っているようです。

ちなみにこのPGAD…日本では“イクイク病”なんて名前でマンガの題材にもなっていることから、多くの人は虚構だと思っているようですが、これは紛れもなく本当にある病気。

人知れず悩み、苦しんでいるケースも少なくありませんから、心当たりのある方を見かけたら、PGADである可能性を伝えて、医師の診断を受けるよう促してあげてくださいね。

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