■Vol.191 (2022年04月配信)
不妊治療の保険適用化で
考えるべきコト
2022年4月から生殖補助医療を含む基本的な不妊治療がすべて保険適用となり、不妊に悩む多くのカップルたちに希望の光がもたらされました。
保険が適用される条件は「治療開始時の女性の年齢が43歳未満」であること。男性側の年齢は問われず、事実婚のカップルも対象となります。
なお、体外受精における「胚移植の回数」については、子供1人につき女性が40歳未満だと最大6回、43歳未満で最大3回までの適用回数が設けられています。
保険適用化によるメリット・デメリット
不妊治療の保険適用化は、やはり経済的負担の軽減が最大のメリット。子供が欲しくてもできないカップルが、費用の都合で諦めることなく前向きに治療に専念できるため、少子化対策としても一定の効果が望めるでしょう。
一方、あまり知られてはいませんが、保険適用には“不妊治療の標準化”というデメリットも…。
保険が適用されるには厚労省の定めるさまざまな条件があるので、病院側も妊娠率だけを優先した治療がしにくくなります。
そのため、患者が強く望まない限りは“保険が適用される範囲内での治療”が優先されることになり、これが結果的に妊娠率の低下に繋がる可能性もあるのです。
スムーズな治療のためにできること
このように不妊治療が画一化されつつある今、妊娠を望むカップルにとって大切なのは、自分たちで不妊の原因をある程度把握しておくこと。
原因が男性(精子)にあるのか、女性(子宮、卵巣)にあるのかはもちろん、普段の食事や日常生活に問題はないかなど、さまざまな不妊要素を把握し、原因を絞り込んで医師と共有することが、スムーズで確実性のある治療に繋がる…といわれています。
男性に原因がある不妊は全体の約半数
現在、男性要因の不妊は全体の約半数にも上っており、昨今の晩婚化によってその確率はますます増加。
実際、ブライダルチェック時に何らかの精子所見が悪化している男性は、検査数の7〜8%も存在し、そのうち1〜2%が無精子症だったというデータもあるほどです。
また、一般的に精巣は熱に弱く、妊活するなら男性のサウナや長風呂は厳禁。さらにノートパソコンを膝に置いた状態で長時間使うと、パソコンの熱や電磁波によって精巣に悪影響を及ぼすといわれているため、心当たりがある方は今すぐ改めるべきでしょう。
まずは精子の状態をセルフチェック!
幸い、男性の精子状態については、NLSでも扱っている市販のキットで簡単に調べられ、精子の量や運動性が把握できます。
本格的な不妊治療を受ける前に、こうしたアイテムでセルフチェックを行っておくことは、効率的な妊活の第一歩といえるんじゃないでしょうか。
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NLSオススメの妊活グッズ
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