注目のキーワード: ufo固定アネロスsaピストンメスイキディルドTENGA

  • アダルトグッズをクチコミで探す
  • おとなのおもちゃを目的で探す
  • おとなのおもちゃをランキングで探す
NLS通信 コラムアーカイブ

NLS通信 コラムアーカイブ

■Vol.196 (2022年09月配信)

臨床試験直前!
精子を激減させる男性用ピル

男性ができる避妊法といえば、今も昔もコンドーム一択。パイプカットや精子の生成を抑えるホルモン投与もあるっちゃありますが、ほとんどの男性にとって現実的な有効手段には成り得ません。

しかし…そんな現状を覆す、画期的な発明が進んでいます。米国のミネソタ大学研究チームが開発した、男性用の経口避妊薬(ピル)が「マウス試験で99%の避妊率を達成した」と報じられたのです。

特定成分に作用し、精子の生成を阻害

ザックリ説明すると…この男性用ピルは、精子の形成に重要な役割を果たす「レチノイン酸」の生成を阻害することで、精子数を大幅に減少させる仕組み。非ホルモン系のため安全性が高く、人体に投与するリスクも低いとされています。

レチノイン酸の生成を阻害する人工の化学物質は「YCT529」といい、マウス実験ではこれを4週間に渡って経口投与。すると、この雄マウスの精子量が著しく減り、実際に交尾させる実験でも、約99%という避妊率を達成したといいます。

なお、「YCT529」は副作用を避けるため、レチノイン酸の“受容体α”のみに作用し、その他の関連物質には影響しない設計。これにより実験中はマウスの体重・食欲・全体的な活動性も経過観察しましたが、「見た目から判断できる悪影響はなかった」とのことでした。

摂取をやめれば生殖機能が回復!

また、「YCT529」の摂取をやめたマウスは、大体4〜6週間後には生殖能力が回復。まさに女性用ピル同様に「服用をつづけている期間だけ避妊作用がある」と判断されています。

この結果を受けて研究チームは、今後は非営利団体からの資金援助を受けつつ、製薬系の民間企業とも協力し、2022年にはヒト臨床試験を開始。臨床結果次第では5年以内の市販化も可能…と、自信を見せています。

以前も期待に湧いた、実用化への難関

じつは非ホルモン系の男性用ピルは、世界中でけっこう以前から開発されています。

2018年には同じ米国の霊長類研究センターが、「EP055」という“精子の泳ぐ力を失わせる化合物”をサルに投与した結果、一定の避妊効果を得たという報道があり、当時は話題になりました。

ただ、その後…「EP055」については、ヒトへの臨床試験結果や実用化などのハナシも一切聞かないので、おそらく何か問題があったのでしょう。それだけ男性用ピルの実用化は難しいのかもしれません…。

薬局で気軽に買えるくらいが理想的

今回の「YCT529」もヒトへの臨床実験はこれからですが、副作用のない男性用ピルの完成は“人類の悲願”でもありますから、ぜひ成功して薬局で気軽に買えるくらいの製品にまで結びつけて欲しいところ。

性感染症予防という観点からコンドームの需要はなくならないでしょうが、妊娠の心配なく“生中出し”がキメられるようになったら、セックスはもっともっと魅力的なものになるかと思いますねぇ。

このコラムは参考になりましたか? はい いいえ

16人中、10人の方が、参考になったと評価しています。


  • 最近チェックした商品

  • お気に入り商品

  • 定番商品
最近チェックした商品がありません。