■Vol.195 (2022年08月配信)
アナルセックスに関する
性科学的な調査・検証
NLSには男性アナラーが多く、アナルという部位を完全に性器として認識しているかと思いますが、世間一般においてアナルセックスやアナニーは、まだまだ“ノーマル”とはかけ離れている行為のようです。
そんな現状を打ち破り、社会的・医学的に汚名を着せられがちなアナルセックスを“正常化”するため、アメリカのインディアナ大学が史上初の学術研究を実践。
なんと、女性がどのように肛門で快楽を得ているかを、女性目線で性科学的に検証したのです。
アナルへの愛撫を学術的に定義づけ
この研究ではまず、これまで定義されてこなかった肛門へのアプローチを、方法別で以下の3種類に分類して命名。肛門に対する刺激手段を、世界ではじめて学術的に定義づけました。
①肛門への表面刺激「アナルサーフェシング」
②肛門への挿入刺激「アナルシャローイング」
③肛門への挿入と性器などほかの部位を同時に刺激する複合技「アナルペアリング」
さらにこの3つの刺激手段に対し、それぞれのアプローチを経験した割合と評価、具体的な技法、経験した経緯に至るまでを細かく分析。
調査対象は18歳から93歳までの米国人女性3000人超と大規模なもので、アンケートを中心に実情を把握しました。
約4割の女性がアナル大好きな事実
その結果、約40%の女性が「アナルサーフェシング」に恍惚感を覚え、約35%の女性は「アナルシャローイング」を気持ちいいと感じ、約40%の女性は「アナルペアリング」が快感であると回答。
また、それぞれのアプローチを経験する過程においては、過半数以上の女性が「はじめは気持ちよく感じなかったが、時間の経過とともに楽しめるようになった」と報告しており、その割合は①の「アナルサーフェシング」で約56%。
②③の「アナルシャローイング」「アナルペアリング」においても、約68%の女性が「くり返すことで気持ちよく感じられるようになった」と答えました。
年齢不問だがパートナー選びは大切
なお、この研究では“アナルでの快楽を発見する際の大事な要素”という興味深いテーマもありましたが、これに対し約40%の女性が「肛門に触れるパートナーとの感情的なつながり」を指摘。
アナルセックスは、肛門という繊細な器官を委ねるリスクのある行為でもあるため、やはり信頼できるパートナーにしか許さない、とても尊い愛情表現であることが浮き彫りになっています。
ちなみに…この調査で“肛門刺激の気持ちよさに気付いた年齢”を調べたところ、14歳から72歳とかなり幅広く、アナルに目覚めるのに年齢は関係ないことも判明。
興味さえあれば、誰もがいつだってアナルプレイを楽しめる可能性を示唆していました。
もっとポジティブにアナルで楽しもう!
いかがでしたか?
何というか…思ったよりも全然科学的じゃなかった気もしますが、このセクシャルな調査を大学の研究チームが大マジメにやってるところが画期的なんだと思います。
実際、アナルセックスは太古の昔から親しまれてきたプレイであり、古くは旧約聖書にも“不自然な性行為”を意味する「ソドミー」の語源となる表現で、その存在がほのめかされているほど。
まぁ…日本で同様の調査を行ったら、これよりずっと数字は低くなるかと思いますが、それだけ伸びしろがあるともいえるので、みなさんももっと積極的にアナルで気持ちよくなってくださいね〜♪
14人中、7人の方が、参考になったと評価しています。