張型｜大人のおもちゃ用語辞典

ディルドの昔の呼び方で、その起源は紀元前にもなるといわれている。石や木でつくられた張型が出土いている。

日本で書物として残っているものとしては江戸時代のものに「奈良の京で水牛の角で作った張型があった」と記述がある（「奈良の京」は奈良時代を指し示す）。水牛の角の中にお湯で温めた綿を入れておくと、ちょうど勃起したペニスの感触になるそうだ。遣唐使が中国から持ち込んだ文化のひとつでもある。
また同時代に道鏡という僧侶が、女帝の称徳天皇へ贈ったヤマイモで作った張型の話もユニークだ。道鏡が贈った張型こそ史実上最古のディルドといわれているが、なんと称徳天皇はそのヤマイモの張型をヴァギナに詰まらせて死んでしまったというのだ。

江戸時代になると「四つ目屋」というアダルトグッズ専門店が台頭し、飛脚を使った通信販売も盛んだった。四つ目屋の目玉商品といえば媚薬だったが、張型も定番商品のひとつで「四つ目屋」「四つ目小僧」は張型を指す言葉なのだ。
イモの葉柄で作られた肥後ずいきはもちろん、べっこうで作られたものも人気が高かったという。双頭ディルドもその頃から存在していた。

「昔はいろんな素材の張型があったんだね。水牛の角は気持ちよさそう！」

「張型にこけし、肥後ずいき…昔から日本人はエッチだったんだね。」