- アムロフィリアあむろふぃりあ
- 疑似盲目性愛。目隠しやアイマスクなどで視覚を奪われた状態に興奮する性的嗜好のこと。
解説
人が外界から得る情報の8割は、視覚からもたらされるという。つまり視覚を失えば、人は周囲の状況をほとんど把握できなくなるということだ。それは、本能的に命の危険を感じる状態である。
そんな危機的状況に、自ら望んで陥りたいというのだから、疑似盲目性愛者の多くは、同時に被虐性愛者でもあると言えよう。恐怖や不安、不自由感への期待を多分に含むこの嗜好は、まちがいなくマゾヒズムと多くの領域を共有している。
もちろん、すべての疑似盲目性愛者がマゾヒストというわけではない。視覚を封じることで残りの四感を研ぎ澄まし、より鋭敏な性感を得たいという人もいるからである。被虐欲ではなく、性的な好奇心に突き動かされて、アムロフィリアとなるパターンもあるのだ。
ここまで読んで、自分は前述の2つの要素を併せ持っていると感じた方は、まちがいなく真性のアムロフィリアである。これまで自覚がなかったならば、次回からはぜひ、視覚を封じてパートナーに身を委ねてみていただきたい。
ちなみに、目隠しにはハンカチやネクタイを使ってもいいが、プレイが長時間に及ぶと、ほどけたり、目に負担がかかったりすることが多い。やはり睡眠時など、長時間の使用を前提に作られているアイマスクの着用がオススメだ。NLSでも数多く取り扱っているので、ご自分に合ったものを探してみてはいかがだろうか。
用例
「『疑似盲目性愛』って言うと厳しいけど、ようするに“目隠しプレイ大好き”ってことだよな?」
「何も見えない恐怖感も、感覚が研ぎ澄まされるのも好きだよ。俺は完全なアムロフィリアだね」
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