- 膣内フローラちつないふろーら
- 膣内の常在菌がそれぞれが集まっている状態のこと。
解説
腸内と同じように、膣内にも数多くの常在菌が存在している。その様子が花畑のようなので「フローラ」と呼ばれている。膣内フローラが善玉菌優勢のときには問題はないが、悪玉菌が優勢になった場合に「細菌性腟炎」や「カンジダ症」などを発症することがある。
カゼで身体の抵抗力が弱っていたり、膣内まで洗ってしまうことでカンタンに膣内フローラはバランスを崩し、オリモノに異常が現れてしまう。
膣内フローラのバランスを守るためには乳酸菌がいいといわれてはいるが、これまで発見された乳酸菌の種類は約400種類。消化器官の小腸や大腸と違い、口から摂取した菌を膣まで届けるシステムも不明確なのが現状だ。
近年では妊活結果にも膣内フローラが影響しているという研究結果もあるが、実用的な治療法はまだまだ研究中といったところ。
膣やオリモノに不調を感じたら、まずは確実な医療での治療を検討しよう。
用例
「身体を冷やすと膣内フローラが乱れるのか、おりものの様子がおかしくなる」
「抗生物質を飲むと善玉菌まで殺菌されるから膣内フローラは乱れちゃうよね」
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