アダルトグッズはどんどん進化している。日々さまざまなアイテムが発売され、とくに電動グッズは改良も目覚ましい。充実したラインナップに、どれを選ぶか悩んでしまう人が多いだろう。
なにも気にせず、楽しくグッズ選びをしたいところだが…電動グッズは基本的に音が発生するもの。NLSのクチコミで「実家暮らしの方は音バレするかもしれません」と書かれることも多々ある。
そこで、人気アイテムの駆動音を騒音計でチェック。さらにスタッフの耳でドア越しの音が聞こえるかどうかを確認した。各カテゴリの人気商品をピックアップした検証結果をご覧いただこう。
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実験内容
計測対象は写真の13点。女性用から男性用までさまざまなグッズが出揃った。
静かな部屋は40db前後である。その中で、実際にアダルトグッズを駆動させて音を計測していく。
最小を静かな室内の40dbとし、最大は今回の実験データで1番大きかった75dbとする。実際の使用に近い状態での計測データも同軸に記した。
また、ドアを隔てて使用音が聞こえるかもスタッフの耳を使いチェック。ドアから約50cm空けて、実際に音が聞こえるかを実験した。
ドアの外から聞こえるかどうかは、アイコンの表情で表した。テレビや音楽を流しても聞こえてしまうものが怒り顔、静かな環境でも聞こえないものが笑顔、全部で5段階で判定する。
タマゴ型ローター
まずはアダルトグッズの定番、ローターからチェックだ。最近ではタマゴ部分がシリコンで覆われているものも増えてきた。ミニローターは細かい振動になるが、音が小さい傾向にある。
- コミットローター
- 1,518 円
- 電マのような重厚な振動が楽しめる
肌当たり良好なシリコンローター
- 完全防水 静音設計ローター10
- 1,980 円
- 繊細ながらシッカリ震える
完全防水×静音のカンペキローター
騒音計で音量チェック
振動を抑えるなどの対策をしなかった場合、重厚な振動のコミットローターは、走行中の自動車内と同等レベルの60dbを超える結果となった。(出力最大時)
一方、静音設計ローターは出力最大の状態でも静かな事務所内と同じレベルの48dbで、ワンランク上の静音性といえそうだ。さすが“静音”と名付けられるだけある。
ローターの場合は性感帯に押し付けて使われることを想定して、手のひらに当ててみた。ローターの接地面が大きくなることで、空気に伝わる振動が少なくなり、音が響きにくくなる。
63db→55dbと大きく変化。毛布をかぶるなどひと工夫すれば問題なく利用できそうだ。
48db→45dbと、ほとんど誤差程度のボリュームダウンに収まった。元が静かなので、そこまで周囲を気にせずに使えるだろう。
ドア前チェック!
どちらもビビリ音はなく、シンプルに振動音のみが耳に届いた。
- コミットローター
-
パワーを最大にすると少し聞こえる。重厚な振動でこの程度なら上出来。
- 完全防水 静音設計ローター10
-
パワー最大でもまったくきこえない! ミニローターならこれ一択だ。
吸うタイプローター
ここ数年でグッと選択肢が増えたクリ吸引グッズ。高級モデルから廉価版まで、日々進化をつづけている。
- サティスファイヤ Pro2+
- 8,179 円
- 11段階の細やかな吸引が魅力
振動もプラスして絶頂100%!
- メクル・クリ・ボーテ
- 4,389 円
- 吸引界の伏兵、一体型ローター
ナカもソトもトロトロ必至
騒音計で音量チェック
サティスファイヤ Pro2+の最大レベルは60dbとやはり音は大きめ。扇風機を最大レベルにした音を近くで聞いているボリュームに近いものがある。
対してメクル・クリ・ボーテは50dbと少し控えめな音量。ミニローターの音に近く、やや高めの音質だ。テレビをつけておけば聞こえなくなりそうなのはありがたい。
クリ吸引グッズは、吸引口を塞ぐと音が小さくなる傾向にある。ノズルを腕に押し当てて、実際の使用を再現した上で音量をチェックした。
60db→55dbと、若干ではあるがボリュームダウン。布団をかぶるなど、もうひと工夫すれば問題なく使えそうだ。
50db→48dbへと減少。振動の音が大きいので、吸引口を閉じただけでは音量はあまり変わらなかった。
吸引グッズは、低出力ならば密着させていればボリュームが下がるもの。安全なオナニータイムを過ごすために「触れている間しか動作しない機能」がついた、「Womanizer(ウーマナイザー)プレミアム2」や「Womanizer(ウーマナイザー) DUO デュオ」もオススメだ。
ラグジュアリーブランドなだけあって、手触りから使用感までワンランク上の官能体験を手に入れられるだろう。
ドア前チェック!
両機とも振動を伴うタイプなので、吸引だけのものに比べると音が反響しやすくなっている。
- サティスファイヤ Pro2+
-
最大出力にするとかすかに聞こえてしまう。布団などを被せて対策を。
- メクル・クリ・ボーテ
-
最大出力にしてもよく耳をすませば聞こえる程度。かなり静かといえる。
機能別バイブ
バイブは振動するもののほかに、スイング機構やピストン機構を備えたものがあり、ローターとは違った音が発生する。膣内に挿れて使う分、騒音は少なくなりそうだが、その結果やいかに……。
- キャスパー キューティ
- 3,080 円
- Gスポを狙い撃つ特殊な前傾ヘッド
クリを挟めば、もう逃げられな?い
- スーパーアクメマックス
- 1,848 円
- 超ロングセラーの元祖Gスポ系バイブ
シンプルなスイングがきっちり効く!
- シオフキングP
- 2,750 円
- お手頃のピストンバイブならコレ!
過不足のない性能で潮吹きも期待!?
騒音計で音量チェック
バイブの駆動音は、だいたい50?60dbの間に収まった。59dbだったシオフキングは、上下に動くたびにカックン…と音が鳴ってしまうのが気になるところ。
実際の使用音に近づけるため、オナホールに挿入して音を計測。クリバイブの音は消えないものの、挿入部の音は多少抑えられる結果となった。
57db→55dbとほぼ変化なし。クリバイブの高音が響いてしまうが、音量はそこまで大きいものではない。
52db→48dbで、多少ボリュームが下がった。スイング音は挿入していればあまり響かない。
59db→52dbと大きく変化。挿入すればピストン機構独特の音はかなり抑えられることが判明!
ドア前チェック!
数字ではかなり音が下がったものもあるが、実際の耳ではではどう感じられるだろうか。
- キャスパー キューティ
-
クリバイブをマックスにすると、蚊の鳴くような音がかすかに聞こえてきた。
- スーパーアクメマックス
-
最大出力にしても、聞こえない優秀バイブ。さすがはロングセラー。
- シオフキングP
-
残念ながら工夫をしても音は響いてしまった。テレビや布団を駆使したほうがよさそうだ。
亀頭責め電動オナホ
昔から親しまれている、ペニスを振動させて刺激する電動オナホール。その中でも特に人気の、亀頭振動に特化したアイテムを計測した。
- 激震!オナリズム
- 4,378 円
- 打ち付ける刺激に耐えられるか!?
激しすぎる振動に即イキの可能性大
- SharK(シャーク)
- 4,048 円
- ジワジワこみ上げる快感に悶絶
振動系オナホのダークホース
騒音計で音量チェック
激しく震えるオナリズムは、なんと70dbを超える結果に……。これはセミの声を間近で聞いているのと同じくらいウルサイという結果である。これでは同居家族が不在のときに使うしかないということになってしまう。
対するSharK(シャーク)は65dbと、そこそこの振動音が発生するが、オナリズムと比べれば静か。快感の質は違うものの、とりあえず振動系に手を出したいメンズにはコチラがオススメかもしれない。
両グッズとも、振動時にボディ全体が共鳴して、大きな音に感じられた。リアルな使用を再現するためにディルドを挿入し、また騒音計をかざしてみたが……。
74db→72dbと、使用時もかなり大きな音が出てしまう。なんらかの対策をしても音バレの可能性は高い。
- SharK(シャーク)
65db→58dbまでボリュームを抑えられた。押さえつけると高音の振動音に変わるので、実際にはどう聞こえるか要チェック。
ドア前チェック!
静かになったのはSharK(シャーク)だけ…。おそらく聞こえてしまうだろうと思いつつもドア外にどの程度、音が漏れるのかを確認した。
- 激震!オナリズム
-
完全に聞こえてしまう。「マッサージ機の音だよ」などと音に対する言い訳を考えるべし。
- SharK(シャーク)
-
電マのような振動のため、ドア越しにもちょっと聞こえてしまう。
本家vs廉価版@サイクロン
2004年ごろからみられるタイプで、柔らかなインナーカップが回転して、亀頭を刺激する。敏感な部分を執拗に責められる快感にハマる男性が続出した。
そんなサイクロン系の本家と廉価版の駆動音を測り比べてみた。
- A10サイクロンSA +PLUS(プラス)
- 23,892 円
- サイクロン系オナホの金字塔
選べるホールで幅広く楽しめる
- 絶頂! 爆転フェラボンバー
- 8,580 円
- 亀頭派にマストのお手軽回転式オナホ
モバブで外出先でも気持ちイイ?!
騒音計で音量チェック
低速ではほとんど感知できないほどの音量だが、最高速度ではどちらも60db前後とそこそこの音量に。3段階目くらいまでならどちらも静かだった。
しかし、実際の利用に近づけるためディルドを挿入して動かしてみると…抵抗値が増えたためかモーターの音が耳につくようになった。
電動モノを静かに使う常套手段、“布団かぶり”。それを再現するため、手近にあったブランケットで巻いてみたが、高めのモーター音は抑えることはできなかった。カモフラージュのためにテレビや音楽を流す必要がありそうだ。
60db→58dbとほぼ変化なし。ボリューム自体はそこまで大きくないが、あまり身近な音ではないので、生活音に溶け込むことは難しそうだ。
62db→62dbと変化なし。サイクロンより軽めの音なので、ゴマかしやすくはありそうだ。
ドア前チェック!
ブランケットでは太刀打ちできなかったものの、ドアを一枚隔てれば聞こえ方は変わってくるだろう。どのくらいの音バレになるのかを確認した。
- A10サイクロンSA +PLUS(プラス)
-
高めのモーター音のため、最高速度では遠くまで響きやすいようだ。なお低速でもうっすら聞こえてしまう。
- 絶頂! 爆転フェラボンバー
-
最大出力ではドア外まで聞こえてしまったが、低速なら聞こえないという結果に。まったり楽しむのがよさそうだ。
本家vs廉価版Aピストン
音が大きめとよくクチコミで書かれているピストン機。実際にはどの程度の音が出るのかをガチ検証してみた。リアルなセックスを追い求めた結果、機構も複雑で駆動音が大きくなってしまうのは仕方がないのだろうか…。
- A10ピストンSA
- 43,780 円
- ナチュラルな快感と豊富なホールで
飽きずに楽しめる最高峰ピストン機
- A10ピストンBASIC
- 19,987 円
- 単純動作と侮るなかれ…!
高トルクのねっとり低速で新境地
騒音計で音量チェック
高速稼働させたところ「ガシャンガシャン」とピストン音が際立った。“SA”は高機能でパワフルなこともあり、駆動音の面では廉価版に負けてしまうという結果になってしまった……。
なお低速稼働では、どちらもピストンの反動はほぼないのでかなり静かな駆動音だった。
独特の反動音が響くピストン機は実際の使用ではどの程度の音なのか、身体に押し当てて検証してみることに。前後運動の衝撃を身体が吸収するので、体感では多少音量が下がったように感じられた。
75db→72dbと若干ではあるがボリュームダウン。独特のピストン音は少々気になりそうだ。
58db→57dbとほぼ変わらず。全体的に静かだが、前後に動いたときの「カッコンカッコン」は浮いて聞こえる。
ドア前チェック!
高速稼働ではかなり大きな音が発生してしまった2機だが、ドアを隔てた結果は…。
- A10ピストンSA
-
最高速度では音バレは確実。まったり低速で楽しむ分にはテレビなどの生活音に紛れてくれる。
- A10ピストンBASIC
-
最高速度では軽い音に感じてもドアの外まで聞こえている。やはり低速?中速で楽しむのがいいようだ。
まとめ
全13アイテムの実験をお送りしたが、気になっていたグッズの結果はどうだっただろうか。
電動グッズはうるさいものと思われがちだが、実際に使ってみると想像していたよりも、ずいぶん静かだということが分かった。
「布団をかぶる」「音楽を流す」など普遍的なごまかし作戦を講じれば、駆動音が漏れることは、ほぼナイといっていいだろう。
音が気になって手が出せなかったアナタも、これをキッカケに電動グッズデビューしてみてはいかがだろうか。
例外的に(?)大きな音が発生するものもあったが、それはNLSユーザーならではの創意工夫とガッツで乗り切って欲しい!