拡張｜大人のおもちゃ用語辞典

拡張の目的は大きく分けてふたつあり、膣やアナルでの性交をスムーズにするためのもの、より太いものを挿れるためのプレイとしてのものがある。前者は性交痛や性交困難の緩和のためで、医療機関の指導で行われるものも含まれる。後者はSM寄りのプレイで、より大きなものを挿入する達成感や被虐感、それに伴う快感を得るためだ。

膣やアナルは前戯で慣らせば挿入も可能になる場合が多い。だが、パートナーのペニスが大きい、もともと膣やアナルが狭いなど、挿入が困難な要因がある場合は、拡張を行うことで快適なセックスができるようになる。拡張にかかる期間は人それぞれだが、指一本入るまでに１年かかる人もいるので決して焦らなくても大丈夫だ。

目的が性交痛緩和でもプレイでも、日常的に拡張用具を挿入して膣やアナルが狭まらないようにすることが大切だ。また、痛いと感じたらムリをせず、痛みが治まるまでは用具やアダルトグッズの挿入は控えよう。

実際に拡張を行う際に必要なのが、滑りを良くするためのローションもしくは潤滑剤。長時間の挿入にも耐えうる、持続性の高いものがオススメだ。

プレイとしての拡張の場合は、空気を入れてふくらませるバルーンや拡張用のディルドを用いることが多い。指や拳も使えるが、手は意外とゴツゴツしているので、アダルトグッズを使うほうがスンナリいくこともままある。カラダに負担のかかりやすいプレイなので、裂けてしまった場合はきちんと薬を塗ったり、過激なプレイを控えるなどアフターケアをしっかりすることが大切だ。

「彼のペニスが入らなくて悩んでたけど、拡張したら挿入できるようになった！」

「アナルフィストを目指して、日々アナルの拡張に取り組んでいる。」