みんなのリアルなセックスを解説を交えながらご紹介する企画第二回は
セクシャルコミュニケーションについてです。
セックスの満足度を高めたい、もっとパートナーと仲良くなりたい…
そう思っている人は多いハズ。
ユーザーの体験談を交えて、セックスの満足度を上げる
コミュニケーションのヒントをたくさんご用意しました。
年代によって変わるセックスの話
セックスの話なんて、みんなそんなにしてないんじゃない? と思われた方もいるかもしれません。どう切り出していいかわからない、恥ずかしい…そんな回答もありました。逆に「ハッキリ聞いて、自分と相性がよさそうか判断する」という強者も。さっそくグラフをチェックしてみましょう。
セックスの話をしていますか?
年齢が上がるにつれて、セックスの会話をしているカップルが多くなります。
全体の「はい」は66.4%で、半数以上がパートナーとセックスの話をしています。回答を年代別に抽出してみると、年代が上がるにつれて、セックスの話をするようになっていることが伺えます。
ただ、一般的に性欲や精力は年齢により下がっていくモノ。50代・60代以降の回答者数はガクッと減っていますので、ご回答いただいた50代以降のユーザーはセックスにとてもポジティブ、ということですね。
体験談をみていくと、セックスの話をする・しないは、カップルによってかなりの温度差があるようです。それぞれの年代で2人ずつピックアップしてご紹介します♪
そういうのって恥ずかしくて…。
いやー、なかなかセックス関連の話をするコトはないですね。なんだか恥ずかしい気持ちになってしまって…。
プレイ中にはもっとこうして欲しいとか、いうようにしてますが、それくらいです。
恥ずかしい、の気持ちわかります。最中にしか、話せる空気にならないこともありますよね。
相手のプライドを傷つけないように…。
好みの体位について話したりします。相手はやさしい女性で、あまり私を気持ちよくしようと思わなくていい、といってくれます。
それでも食い下がらずに選択肢を出して聞くと答えてくれるので、相手のプライドを守りながら体位の好き嫌いを聞き出すのに成功できているのかな? と思っています。
パートナーの気持ちを尊重しながら話を進めるとは、なかなかのやり手! レパートリーが増えてくると楽しいですよね〜。
20代の方ふたりの体験談は、ちょっと温度差のある体験談でした。一方、30代以降になってくると…。
シラフでのヒアリングで的確に!
セックスに関しては夕方の早い時間とか、ムードが出る前にマジメに切り出しちゃいます。そっちのほうがしっかり性に関して捉えてくれるので。
まず互いの好きな体位を訊いたりして、次に興味のある体位→興味のあるプレイはあるかを聞きます。
自分は元カレに嫉妬するタイプではないので「元カレとはどういうコトをしたりしたの?」とか普通に訊いてしまいますね。元カレの影響で好きになったプレイとかも「調教してくれてありがとう!!」とか思ったりします(笑)
あとは、NGもしっかりヒアリングして、安心感を持ってもらえるようにしています。
アグレッシブにセックスを求める方からの体験談です。雰囲気をつくる前に聞いてしまう、というのは冷静な意見を聞けますよね♪
してほしいことをオネダリします♡
次回してほしいことをオネダリすることが多いです。入念に舐めてほしいところ、してほしいこと、気持ちがよかったことを伝えたりしています。
彼を興奮させたくて、最近NLSさんでランジェリーを購入し始めたので、次に会うときの下着の話題が増えました。次のデートには、大きなパールが3個付いたヒモパンを履いていくことに決めています。
彼には、「布面積がほとんどなくて、卑猥なパンツを履いていく予定」と伝えました。彼はいろいろ想像して興奮してくれています。
ほかの設問では「基本受け身」と回答している方ですが、仲良くなれば積極的になれるということですね。
イチバン脂の乗った世代は、肉食系と隠れ肉食系という感じですね。セックスをポジティブに楽しめている雰囲気が伝わってきます。
体力や精力の個人差がさらに大きくなる50代以降の方はどんな会話を交わしているのでしょうか。
過去の性体験をネチネチと…。
セックスしているときのパートナーがいかに色っぽい表情をしているか、それがどんなに感じさせてくれるか、といった会話をしています。
パートナーの過去の性体験を、ネチネチ尋ねるのもたまりません。嫉妬心を燃え上がらせることで興奮している自分がいます。
セックスの話題、というよりは会話で前戯なタイプですね。きっとさまざまなセックスの話はし尽くしているんでしょう…。
当事者間の話題はNG!
極力当事者間の話題は避け、第3者や有名人の話題を多めにする。
肉食系ばかり生き残ってる年代にも、慎重な意見が見られました。
年代が上がるにつれて、性の熟練度が上がっていくのが感じ取れますね。経験が増えると性に積極的になれる傾向があるようです。逆に、会話に慎重になる方もいるようですが…。年代的に、自分の性の話をするのを拒否する女性は多いのかもしれません。
みんながしているセックスの話題は?
セックスそのものについての話題が多く話されています。細分化すると、まだしたことのないプレイの話や改善を目的とした話に分かれました。
一番話題にされているには体位や性感帯は、セックスの内容に関する話題ですね。期待感を上げるために話されることもあれば、希望を伝えてセックスの満足度を上げる、などの目的もあるようです。
してみたいプレイについては、かなり幅は広いようで、コスプレやAVのシチュエーションを再現するなど比較的ライトな話題から、アナルやSM、緊縛など準備や知識が必要なプレイについても話し合われているようです。
セックスの話題はもっぱらフィードバック! というカップルも多いようですね。不満や、して欲しいことを伝えているようです。
特に若い世代に多かったのが避妊に関する話題でした。セックスをするなら避妊は必須ですから、きちんと話し合いのできるカップルが多そうで安心しました。
言葉責めとセックスの話題
セックスの話題というと、言葉責めやセックスのアプローチを想像する方は多いのではないでしょうか。性の話題からセックスに至ることはあると思いますが、セックスの話をすること=いますぐセックスOKのサインではありません。
セックスの話題は、お互いの気持ちを共感しあうことが目的です。お互いを知ることで信頼関係を築き、より深い快楽を得るための手段の一つ。
ひとつ例をあげると、挿入中に男性パートナーが目を閉じていることを不満に思っている女性パートナーがいるとします。彼女は「ほかの女性を想像しているのではないか?」と思い込んでしまい、快感に集中できずにいました。この不安を取り除くために、不満を男性パートナーに打ち明けます。彼が挿入中に目を閉じてしまうのは「ペニスへの快感へ集中しているからだ」と理由を知ることができました。そして、挿入中に言葉を交わすようにすることで、安心して気持ちよくなることができるようになりました。
このように、不安を取り除きよいセックスにするためのものが、セックスの話題です。
言葉責めは「どんな風に感じるの?」「ほんとうはHなコトしたいんでしょう?」と、欲求を燃え上がらせて興奮を得るためのものです。SMプレイだけでなく、ごくノーマルなセックスでも、言葉責めはよく取り入れられています。このふたつは、同じ言葉によるコミュニケーションですが、意味合いがまったく違うのです。
このふたつを使いわけることができれば、言葉のセクシャルコミュニケーションは上級者です。性別関係なく、発する側も受け取る側もふたつの違いを意識してコミュニケーションを取りましょう。
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